2025年最新|オーストラリア学生ビザ審査基準(Evidence Level)改定と申請対策ガイド
元オーストラリア大使館ビザセクション学生ビザ課マネージャーでeVisaセンター代表 加藤秀喜が、最新の審査基準と対策を解説します。
オーストラリア学生ビザ審査基準(Evidence Level/Immigration Risk Rating)とは
オーストラリア学生ビザの審査基準レベル(Evidence Level/Immigration Risk Rating)は、毎年3月31日と9月30日に更新されます。これにより、教育機関や申請者の国籍に基づく審査要件が変更される可能性があります。
2025年3月の改定後、日本人学生がA校に留学する場合、Evidence Levelが1から3に引き上げられた場合、以下のような影響が想定されます。
主な変更点と影響
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英語力要件の厳格化
IELTSスコア要件が5.5から6.0以上に引き上げられる可能性があります。
例外:大学入学前に20週間のELICOS(語学学校)や大学準備コースをパッケージコースで受講する、IELTS 5.0が適用され、大学入学前に10週間のELICOS(語学学校)や大学準備コースをパッケージコースで受講する場合にはIELTS 5.5が適用されます。直接大学への入学をする場合にはIELTS 6.0が必要です。 -
資金証明の提出義務化
Evidence Level 2では、12ヶ月分の生活費と学費の証明が求められます。銀行残高証明書や収入証明書の提出が必要となり、自己資金またはスポンサーの安定した収入が審査対象となります。 -
Genuine Student(GS)要件の強化
従来のGenuine Temporary Entrant(GTE)に代わり、学業計画の具体性や母国との結びつきがより厳密に審査されます。コース選択の合理性や卒業後のキャリアプランの明確さが重要です。 -
申請プロセスの複雑化
Confirmation of Enrolment(CoE)の必須化:2025年1月以降、入学許可書(Offer Letter)ではなくCoEの提出が義務付けられます。審査期間が延びる可能性があり、日本国内よりオーストラリアの学生ビザビザ申請をするのであればコース開始日の4カ月前になったらすぐにビザ申請をすることが推奨されます。
対応策と準備すべき書類
- 英語テストの早期受験:IELTS 6.0以上を目標に準備を進める
- 資金証明の整備:1年分の学費実費+1年間の生活費(約29,710 AUD)+日本へ帰る航空券代(1,000 AUD)を所持していることを証明できる書類を準備
- 詳細な学業計画書:コース選択理由や卒業後の進路を明確に記載
- 教育機関のEvidence Level確認:志望校の最新リスク評価Evidence level/Immigration risk ratingを事前にチェック
参考情報・申請時期の注意
- 2025年3月の主な変更:ネパールのAssessment Level 2引き上げ事例から、審査厳格化の傾向が読み取れます。
- 申請時期の注意:3月31日以降の申請は新基準が適用されるため、改定前に申請する場合は従来ルールが適用されます。
これらの変更を踏まえ、早めの情報収集と書類準備が不可欠です。
関連サービス・リンク
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