オーストラリア学生ビザの「国リスクレベル」をわかりやすく解説
〜ビザ却下を防ぐために〜
このページでは、国リスクレベルの仕組みとビザ却下を防ぐポイント、必要書類や家族帯同時の注意点まで、最新情報を徹底解説します。
国リスクレベルとは?
オーストラリア政府は、留学生向けのビザ制度を何度か変更してきました。以前は、学ぶ内容ごとに5種類のビザ(例:英語コース用サブクラス570、職業訓練用572、大学用573など)がありましたが、現在はほとんどの留学生が「サブクラス500」という1種類の学生ビザで審査・管理がされています。
さらに、従来の「アセスメントレベル(AL)」や「簡易ビザ処理(SVP)」に代わり、
簡素化学生ビザ制度(SSVF)が導入され、すべての学生とコースに適用されています。
SSVFでは、ビザ申請時にどんな証拠書類が必要かは、申請者の国籍と進学先の学校の“移民リスク”によって決まります。
証拠レベル(Evidence Level)の計算基準
- 詐欺によるビザ却下率(重み40%)
- その他の理由によるビザ却下率(重み10%)
- 学生ビザで入国した人が不法滞在者になる割合(重み15%)
- 学生ビザ保持者がその後、保護ビザ(難民ビザ)を申請する割合(重み10%)
これらの項目をもとに証拠レベル指数が算出され、指数が高いほどリスクが高いとみなされます。リスクが高い国や学校の場合、ビザ申請時により多くの証明書類の提出、例えば英語力判定テストや資金証明書類など、が必要となります。
リスクレベルがビザ申請や準備にどう影響するの?
オーストラリア内務省(移民局)は、あなたの国籍と進学先の学校のリスクレベルを組み合わせて、ビザ申請時にどんな証明書類(財政証明や英語力証明など)が必要かを決めます。
- リスクが低い国・学校の場合:提出書類が少なく、審査も比較的スムーズ
- リスクが高い国・学校の場合:財政証明や英語力証明など追加書類が必要
あなたの国籍と学校によって、ビザ申請の難易度が変わります。リスクが低い学校を選ぶことで、ビザ申請の手間や却下リスクを減らすことができます。
ただし、リスクが高い国や学校でも、必要な書類(Genuine Student statement=本当に一時的な留学目的であることの説明書など)をしっかり準備できれば、ビザが取れないわけではありません。
どんな書類が必要かはオーストラリア政府のオンラインツールで、自分の国籍と進学先を入力すれば確認できます。
家族を帯同する場合もリスクレベルは影響する?
はい、家族を帯同する場合も、主申請者(あなた)のリスクレベルがそのまま適用されます。主申請者に多くの証明書類が必要な場合は、家族にも同じだけの書類が求められます。
当eVisaセンターではオーストラリア大使館で学生ビザの審査責任者・マネージャーをしていた経験・実績のある元オーストラリア大使館ビザ課マネージャーによる手厚いビザ代行サポートを提供しております。
留学理由書(Genuine student statement)の中にどのような内容を記入するのがいいかなどの個別アドバイスも提供しております。
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